テクニカル分析について学ぼう~ローソク足~

 こんにちは!ライターのリリーです。

 今回のテクニカル分析ではローソク足について書いています。

 前回インジケーターについて書きましたが、ローソク足はインジケーターを含めたテクニカル分析をするためには絶対に必要な知識です。ローソク足の動き(プライスアクション)でトレードする方もいるくらい重要なことなのでしっかり理解しましょう!

それではよろしくお願いします。

ローソク足とは

 ローソク足とは、一定の期間の通貨などの値動きをローソクの形で表したものです。チャートにもラインチャートなどの種類がありますが、このローソク足が並んでいるチャートが一般的です。

 ローソク足は、大きく分けて「陽線」と「陰線」の2種類に分類されます。ローソク足は各部位に名称がつけられていて一般的に以下のように呼ばれています。

 「陽線」は始まりの価格(始値)より終わりの価格(終値)の方が高い状態、つまり価格が上昇している状態を言います。逆に「陰線」は始値より終値の方が低い状態、つまり価格下落している状態を言います。

 「安値」はローソク足の中で1番価格が低かったところ、「高値」はローソク足の中で1番価格が高かったところを指します。「実体」とは、始値と終値の間の部分を指します。

 ローソク足は、どの時間軸で表示させるかで呼び方が変わってきます。例えば、1日に1本のローソク足が作られるときのローソク足を「日足」、4時間に1本ローソク足が作られるときを「4時間足」と言います。同じく月なら「月足」、週なら「週足」となります。

 そして、ローソク足の色ですが私が使っているトレーディングビューでは、「陽線」は緑色、「陰線」は赤色で表示されています。設定や使用するツールによって変わりますので陽線=緑と決めつけないようにしてください。

ローソク足の種類

 先ほどローソク足は大きくわけて「陽線」と「陰線」に分類されると言いましたが、ヒゲや実体の作られ方により様々な名称がつけられています。

 例えば「ピンバー」、「包み陽線」などがありますが、ボリュームが増えすぎてしまうのでここではこれ以上触れません。

 ローソク足には、トレーダーの心理が表れるといわれていますので、ローソク足の形も読み解けるようになると、さらなるレベルアップができると思います。

どの時間軸のローソク足を見ればいい?

 テクニカル分析を始めたばかりの人(私含めて)によくあるのが、日足、4時間足、1時間足、どの時間軸を見てトレードすれば良いかわからない、ということです。

 この問題を解決するためにはまず、自分のトレードが長期目線なのか、中期目線なのか、それとも短期目線なのかを明確にする必要があります。目線が決まっていないからどの時間軸を見ればよいかわからなくなるのがほとんどです。

 地図を使って説明すると、

月足・週足⇒世界地図   

日足・4時間足⇒各国の地図 

1時間足・15分足⇒住宅地図

世界旅行⇒長期トレード

このように仮定します。

 例えば、世界旅行するときは、まず世界地図を見ておおまかなプランを立てた後、各国の地図を見てもう少し具体的なプランを立てると思います。おそらく世界旅行では住宅地図をいきなり見ても意味ないですよね。

 トレードもそれと同じです。長期トレードなら、月足や週足などを見て上目線なのか下目線なのかをまず把握する。その後、日足や4時間足などを見て、エントリーポイントを探していくというのが王道だと思います。なので、1時間足や15分足の重要性は必然的に低くなります。

 まず、自分がどの時間軸でトレードするのかを明確にする。そして、時間軸ではどこまでの時間足の確認が必要なのかを自分なりに考えるということが大切です。先ほどお伝えした地図をイメージを参考に確認する時間足を判断してみてください^^

ただし、短期トレードであっても上位足(月足や週足)の確認は必ずした方が良いです。

まとめ

 今回は、チャートを見るうえで必要なローソク足の知識について基本的なことを簡単ですがまとめさせてもらいました。

 繰り返しになりますが、テクニカル分析をしていくなかでローソク足の知識は必要不可欠なものです。ただ、ローソク足の分析は奥が深く一朝一夕で身につくものではないので、普段からチャートを見る癖をつけてコツコツ力をつけていきましょう!

 それでは今回もご覧いただきありがとうございました。それでは^^

※本記事は情報提供を目的としています。投資する際は自己責任でお願い致します。