セービング・ステーキングの違いって?  ~バイナンスで効率的に資産を増やそう~

こんにちは。ライターのリリーです。

 今回は、バイナンス利用者にはおなじみのセービング・ステーキングについてまとめてみました。使ったことない方もうまく利用すれば安定して資産を増やせる可能性がありますので、ぜひご覧ください。

バイナンス使ってるけど、今までセービングしか使ったことないわ。

セービングとステーキングの違いを理解して使い分ければ、より効率的に資産を増やすことができるから、これから理解していこう!

APRとAPYの違いって?

 仮想通貨でセービングやステーキングを利用する際には切っても切れない用語なので、まずはAPRとAPYの違いについて理解しておきましょう。

APRとは

 Annual Percentage Rate(年間換算利回り)の略語です。単利計算で算出された年間収益率を意味します。年利と記載されていればAPRのことを意味します。

APYとは

 Annual Percentage Yield(年間利回り)の略語です。複利計算で算出された年間収益率を意味します。複利で計算されるためAPRと比較すると利率が高くなる傾向があります。

△注意点

 APYは複利計算方式のため、長く預ければ預けるほど報酬が増えていきます。なので早く引き出してしまうと、複利の効果が発揮されず結果的にAPRより報酬が少なくなる可能性があります。

セービングとは

 簡単に言えば銀行預金と同じようなものです。銀行預金に「普通預金」と「定期預金」があるようにセービングにも「フレキシブルセーキング」と「定期セービング」というものがあります。

フレキシブルセーキングとは

 銀行の「普通預金」にあたるものです。セービングした翌日から利息が発生し始め、毎日ウォレットに分配されます。資金の償還はいつでも可能です。

 また、定期ステーキングより扱われている通貨の種類は多いです。

定期セービングとは

 銀行の「定期預金」にあたるものです。セービングの期間は長くて90日、最短で7日のものがあり、一度セービングしてしまうと償還日まで引き出すことはできません。償還日が到来すると自動的に元本と利息がウォレットに戻ってきます。

 フレキシブルステーキングより年利は高いですが、セービング期間が比較的短く、取り扱われている通貨が少ないです。

ステーキングとは

 ステーキングについて説明すると長くなってしまうので簡単に説明すると、ビットコインでいうマイニングにあたるものです。ステーキングはPoS(プルーフ・オブ・ステーク)という仕組みを利用することで、通貨を預けている(ロックしている)人が報酬を得ることができる仕組みのことです。

 ステーキングについて詳しく知りたい方は、バイナンスアカデミーの記事(こちら)をご覧ください。

 バイナンスでは、「定期ステーキング」と「DeFiステーキング」の2種類のステーキングがあります。

定期ステーキングとは

 スマートコントラクトを介してブロックチェーン上に一定期間ロックすることで報酬を得るものです。仕組みは違いますが、預け方などは「定期セービング」と似ています。

 ステーキングの期間は10日~90日のものが多く、年利の高い通貨や人気のある通貨は売り切れていることもあります。報酬は日単位で分配されます。

 定期セービングと異なり、期日前に償還することはできますが、償還された元本から分配利息が差し引かれますので注意が必要です。

DeFiステーキングとは

 バイナンスが厳選したDeFiプロジェクトに対してバイナンスのプラットフォームを介してプロジェクトに参加するものです。メリットは、通常DeFiプロジェクトに参加するためには複雑な作業やリスクを減らすことができることです。デメリットとしては、個人でDeFiプロジェクトに参加するより年利が低くなる可能性があること、プロジェクトでセキュリティ問題などにより発生した損失の補償がされないことです。

 利息は毎日分配され、基本的に資金のロックはないため、いつでも引き出すことができます。(フレキシブルと記載されている場合)

セービングとステーキングをうまく使い分けよう!

 セービングとステーキングの違いについて説明していきました。次は私だったらどのようにか使い分けるか書いていきたいと思います。

        年利がいところに預ける

 これだけです(笑)もちろん、定期セービングや定期ステーキングの場合はロックアップ期間等は考慮しますが、基本的にDeFiステーキングであっても利率が高ければDeFiステーキングに参加します。

 ただし、定期セービングの年利に注意してください!

 なぜなら表記されている数値と異なる数値が適用される可能性があるからです。

 例として、BUSDで説明していきます。

 BUSDのAPYを見ていくと、DeFiステーキングではAPY3.21%フレキシブルセービングではAPY7%と表記されているのでフレキシブルセービングの方が利率が良いです。(下の写真参照)

 しかし、ティアレートでAPYを見てみると、、、

「0-500BUSD」までは7%、「500-20,000BUSD」までは1%、「20,000BUSD」を超えると0.4%と表記されており、階層APYとなっています。

 つまり、定期セービングでAPY7%が適用されるのは500BUSDまでということです。500BUSDを超える分は一気にAPY1%まで下がるので、その場合はDeFiステーキングの方がAPRが良くなります。

 ここからわかるように500BUSD以上セービングやステーキングする場合には、500BUSDを定期セービングに入れて、それ以外のBUSDはDeFiステーキングに入れるのが最も効率的に資産を増やすことができます。今回はBUSDで説明しましたが、他の通貨でも同様なのでご注意ください。

 また、ボラリティの大きな通貨ほどAPYが高くなる傾向があるので、受け取れる利息や報酬以上に通貨が値下がりする可能性もあるので十分注意してください。

まとめ

 ・セービングとは、銀行預金のようなもの

 ・ステーキングとは、ビットコインのマイニングのようなもの

 ・セービングやステーキングに入れる際には、損しないようにAPYに注目すること。特   に定期セービングのティアレートには注意すること

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 これからもあらゆるサービスを利用して効率的に資産を増やしていきましょう!!

※投資する際は、自己責任でお願いします。